最も有効なアドフラウド対策を考える【代理店・広告主・媒体の視点】

今、アドフラウドが非常に問題になっています。

そもそもアドフラウドとは何かというと、広告詐欺、不正広告のことで、具体的には、サイト訪問したユーザーを広告で埋めつくされた別のサイトへ飛ばしたり、広告を透明にしたり、1ピクセル×1ピクセルの極小画像にして人の目には見えない状態で表示をしたりして、サイトを訪れたユーザーには実際に見えていない広告を「見た」とカウントする、などの不正な手法によって広告費用を発生させるのが、アドフラウドです。

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NHKでもアドフラウドに関する特集が放送されていた

先日、NHKのクローズアップ現代+という番組でも取り上げられており、注目が集まっています。

欧米ではかなり前から問題視されていましたが、日本ではあまりメディアに取り上げられることはありませんでした。

その背景として、ラストクリックを重視する広告主が多い、という点が挙げられます。

申し込みや購入といった広告主の成果地点に至ったユーザーは、その直前にどんなサイトを見ていて、どんな広告をクリックしたのか。これが一番重要視されているわけですね。

そのため、どういったサイトに広告が配信されているのか、どういったサイトで広告がクリックされているのか、についてはあまり重要視されておらず、アドフラウドという問題が表面化しづらい背景がありました。

ネット広告の巨人、Yahoo!もアドフラウド対策に力を入れると表明

安全性が確認できているサイトを除き、広告配信の一部を一時的に停止します。今後、一時停止したサイトについては、基準を厳格化した上で、あらためて安全性の確認を行い、順次配信を再開していく予定です。

ネット広告大手のYahoo!はこのような対応によってアドフラウド対策を強化していくことを表明しています。これに対してGoogleはというと、実は1年以上前からアドフラウド対策を行っており、本国ではなんと120名の専門スタッフを抱えて対応しているようです。

ネット広告の代理店としてできるアドフラウド対策は何か?

では、ネット広告の代理店としてできることは何か?
これに関してはシンプルに2つでしょう。

 

配信先レポートを出力(開示)できない広告媒体を使わない

まず、配信先が特定できない(配信先レポートが出力できない)広告媒体を選ばないという事。
これに関してはYahoo!やGoogleなど、大手のアドネットワークであれば問題ないでしょう。ですが、DSPは厳しい状況に立たされるかもしれません。なぜなら、DSPは接続されているSSP単位での除外がメインで、配信先ごとの除外ができる機能が備わっていないためです。今後はSSP単位での配信先除外だけではなく、配信先ごとの除外設定ができるDSPが、生き残っていくことになるでしょう。

 

配信先ごとに除外設定できる媒体を選ぶ

配信先が特定できてもそれを除外設定できなければ意味がありません。
配信先レポートを定期的に確認して、アドフラウドが確認された配信先を除外設定できる広告媒体を選べば、問題ありませんね。

 

広告主としてできるアドフラウド対策は何か?

最も有効なのは、配信先レポートを開示しない代理店には依頼をしないこと。

仮に、「不正な広告も中にはあるんじゃないですか?」と聞いて、「有るかもしれませんし、無いかもしれません」と答えるような代理店は不誠実であり、時代の流れに沿っていない旧型の代理店とみなして良いでしょう。

真摯にネット広告と向き合い、時代の流れに沿った対応、提案ができる代理店を選ぶ。
これが広告主としてできる最大のアドフラウド対策と言えるでしょう。

 

最も有効なアドフラウド対策|まとめ

広告代理店として、広告主として、どのようにアドフラウド対策に取り組むべきか、ご紹介してきました。
これを受けて、広告媒体側でやるべきこととしては、アドフラウドを検知し、それを管理画面でお知らせ、配信先として除外設定を促す、といった機能を付けことですね。
この機能がある広告媒体は、今後は圧倒的に代理店に選ばれることでしょう。

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