
日本では、取引所の不祥事が相次ぎネガティブなイメージを持っている人も多いかもしれませんが、世界的には法整備や実用化が進んでおりまだまだ注目度が高いです。
今後のマーケットはどう変化していくのか、また市場は盛り上がるのか?という点を予想してみました。
2019年の仮想通貨チャートについて
Coinmarketcapの仮想通貨市場全体の全期間チャートです。
この通り、一番盛り上がったのが2017年の後半から2018年2月までくらいの期間です。
この時は、ビットコインやアルトコインの値段が乱高下を繰り返して「仮想通貨バブル」と評されていました。
2019年3月現在は落ち着きを見せていますが、こちらのチャートを見てみてください。
これは2018年12月末から2019年3月にかけてのチャートですが、なだらかに価格が上がってきていることが分かると思います。
一体それはなぜなのでしょうか?
なぜチャートが復活してきたのか?
なぜバブルがはじけたと言われる仮想通貨のチャートは上がってきているのでしょうか?
金融界の有名人が仮想通貨について好意的な予想を立てている
まず挙げられるのが、ポジティブな予想を立てる仮想通貨や金融界の著名人が多いという点です。
ゴールドマンサックス出身のマイケル・ノボグラッツ氏は、2019年の上半期にチャートが上がると予想しています。
長期的に見ればビットコインも2018年2月に記録した最高水準の1BTC=220万円を超えるのでは?と好意的な姿勢を示しています。
また、アメリカのリサーチ会社の研究者でもあるトーマス・リー氏は、2019年は年間を通して仮想通貨の価格が上昇し、2020年まで続くと予測しています。
こうした専門家の意見はチャートに少なからず影響があります。
実用段階に入っている
アメリカの大物投資家のブライアン・ケリー氏は、経済番組に出演した際に「ビットコインETFは2020年以内に認可されるだろう。」と発言しています。
もしこの通り実現すれば、先述のビットコインの価格上昇予想も実現するでしょう。
また世界的な金融機関で使用されるリップルや、大幅アップデートを行ったイーサリアムなどのアルトコインも2019年に実用化されることが見込まれます。
大きなイベントがある
短期的な予想とすれば、毎年アメリカで5月に行われる「コンセンサス」があります。これは仮想通貨の万博のような大きなイベントで、企業との提携やポジティブな発表がされることが多いのです。
そのため、イベント開催前後にかけてチャートの盛り上がりが予想されます。
今後のマーケットはどうなる?
2018年の春以降の仮想通貨チャートは、まさにバブル崩壊後と形容するにふさわしい状態でした。
ところが、このように大きな下落を経ることがマーケットにおいて大切なのです。株や為替などあらゆる金融商品は、上昇と下落を繰り返しています。そういった変動があることによって、価格の底上げが行われて市場は成長していくのです。
例えるならば、世界的な経済規模がリーマンショック以前の水準よりも高いといえばイメージしやすいでしょうか?
仮想通貨でもビットコインの価格は現在約428,000円ほどで、2017年3月ごろの1BTC=10万円前後と比較すると上昇しています。
金融商品の性格上絶対はありませんが、価格の落ち着いている今こそチャンスかもしれませんね。