レオパレス問題とは?|ガイアの報道とともに詳しく解説

契約解除問題や施工不備など、入居者やアパートオーナーだけでなくレオパレスの経営の修羅場も予想されるレオパレス問題。

「この問題は建設業界全体への不信感へ拡大しかねない」とまで言われていますが、さまざまなニュースが飛び交って、問題の要点がよくわからないという人もいるでしょう。

そこで今回は、レオパレス問題を、テレビ番組『ガイアの夜明け』での報道とともにわかりやすく解説します。

 

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「レオパレス問題」の概要

レオパレス問題は、大きく2つの問題から成り立っています。

・サブリース(家賃保証契約)の一方的な解除
・アパート設備の不備

 

サブリースの一方的な解除

この問題は、レオパレスとオーナーの間に起こったものです。

レオパレスは30年一括借上システムを採用し、「30年間家賃を保障しますよ」という言葉で安心させてアパート建設をオーナーに勧めていました。

しかし、リーマンショックによって自身の経営が苦しくなったレオパレスは入居率が低下したことなどを理由に家賃保証の減額や解除を一方的にオーナーに通告。

このことが発端で、多くのオーナーとのトラブルに発展していきました。

 

アパート設備の不備

レオパレスの施工問題で注目すべき危険なポイントは、以下の3つです。

・界壁
・断熱材
・天井部

『界壁』とは、各部屋の間を区切る壁のことで、「遮音・防耐火目的のため天井裏に達するように作らなければならない」と建築基準法で定められています。

万が一どこかの部屋で火災が発生した場合、界壁がないと建物全体に早く火が回り、入居者を危険にさらしてしまう危険が高いからです。

ほかにも、アパート外壁の断熱材は、耐火性能の低い発泡ウレタンを使用して、コストを削減していたことが判明。

石膏ボードの2枚張りが建築基準法に定められているはずのリビングの天井部も、レオパレスでは1枚張りや基準と異なる部材を使用するなど、ずさんな施工が次々と発覚しています。

 

『ガイアの夜明け』の内容

『ガイアの夜明け』では、レオパレス問題を4度にわたって報道。ここからは、その報道内容について、確認していきましょう。

 

【レオパレス問題はいつ発覚したのか?】2017年12月 サブリース問題

2017年に報道されたスクープ第1弾は、サブリース問題でした。

『30年間の家賃を保証する』としてサブリース契約をしたにもかかわらず、契約途中で一方的に解除・減額をおこなったという内容です。

このとき、社内では『終了プロジェクト』と称し、「強気で契約解除をおこなえ」とのメールが一斉送信されていたそうです。

 

【レオパレス問題発覚とその後】2018年5月 界壁不備問題

続編では、界壁の不備について放送。問題となったのはレオパレスの『ゴールドネイル』シリーズの物件です。

実際にガイアの夜明け取材班が調べたところ、天井まで続かなければならないはずの界壁が存在しないことが発覚。

命にかかわるほどの手抜き工事がおこなわれていたことが明るみになりました。

このガイアの報道を受けて、レオパレス側は建築基準法違反の疑いを認めながらも、「現場の誤解と認識不足であった」と発表しました。

 

【レオパレス問題発覚とその後】2019年2月 不誠実な対応

この会見後、全棟調査すると約束したレオパレスでしたが、2019年2月に放送された第3弾によって、手抜き物件の調査・補修工事の放置が発覚します。

レオパレスの対応の悪さが明るみに出た第3弾放送から2日後、深山社長は一連の問題について謝罪。

建築基準法に定められている条件を満たしていない物件はおよそ1324棟あるとし、入居者およそ1万4443人の転居の必要性を発表しました。

 

【レオパレス問題発覚とその後】2019年3月 施工業者たちの証言

そして第4弾では、実際にレオパレスのアパート建設をおこない、2018年5月の会見では一方的にレオパレスから責任を押し付けられた施工業者たちによる反論が放送されました。

彼ら曰く、「図面上には界壁が描かれていなかった」、レオパレス側から「界壁はなし」という指示があったというのです。

また、『ハイブリッド』と呼ばれる、全国のレオパレス物件のおよそ2割を占める物件シリーズが手抜き物件の調査・補修工事の優先順位から外されていることも明らかになりました。

 

「レオパレス問題」まとめ

テレビ番組によって問題を指摘されたことをきっかけに、次々と問題が発覚しているレオパレス。

今後、建築基準法違反として逮捕者が出る可能性も考えられ、いまだに問題終結の目途はたっていません。

レオパレスに対して不信と怒りが増すアパートの入居者やオーナーは今も後を絶たない状況で、レオパレス側の対応によってはさらなる火種が生まれる可能性もあるでしょう。

「レオパレス問題」2020年最新情報

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