『ロスジェネ世代』という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

世代には当時の社会的背景などあらわした名称があり、たとえば団塊世代、ゆとり世代、さとり世代など。
ロスジェネ世代もその1つです。

『ロスジェネ世代は無敵』などと世間では騒がれていますが、一体どういうことなのでしょうか。

今回は、ロスジェネ世代についての特徴や無敵の人が起こした事件について説明します。

 

スポンサーリンク

そもそも「ロスジェネ」とはどんな世代なのか?

ロスジェネとは、『ロストジェネレーション』の略称です。

バブル崩壊後の1993年から2004年ごろまでの求人倍率がとても低い約10年間に就職活動をしていた世代、つまり1970~1982年ごろに生まれた世代を指します。

またの名を『就職氷河期世代』『不遇の世代』とも呼ばれ、ロスジェネ世代は平成不況のあおりを真正面に受けながら就職活動をしていました。

 

無敵の人とは

『ロスジェネ』に関してはお解りいただけたと思います。

では『無敵の人』とはいったい何でしょうか?

いわゆる、匿名掲示板(元2ch)でよく使われているネットスラング用語で、『失う物がない人』のことを指します。

社会的信用や財産、職など社会的制裁を嫌う材料が何もないため、凶悪犯罪を起こして無関係の一般人を巻き添えにすることにも感情がありません。

場合によっては、極刑を望み、あえて凶悪犯罪を起こすケースもあります。

『リスクを恐れもしない』、このことが『無敵の人』と呼ばれる理由です。

 

就職氷河期とは

明確な定義はありませんが、一般的にはバブル経済が崩壊した後の1993~2005年に学校を卒業して就職活動をした世代を指します。

現在の33歳から48歳ぐらい、働き盛りの世代にあたりますね。

当時、バブル崩壊のあおりを受け、大学求人倍率は1倍を切ることもあったようです。

大卒求人倍率 大卒就職率
1996年 1.45 94.5%
2000年 0.99 91.1%
2004年 1.26 93.1%

 

(参照:厚生労働省の厚生労働白書
https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/09/dl/01-02-01.pdf )
求人倍率が1倍を切るということは、つまり1社からも内定が来ないという状況だということです。

まさに、売り手市場となっている令和時代とは真逆の、買い手市場のなかでの厳しい就職活動であったことがわかります。

無敵の人が起こした事件

警察庁によれば「重要犯罪」は減少傾向にある一方で、『無敵の人』が起こす事件は徐々に増えているようです。

・秋葉原通り魔事件
・福岡IT講師刺殺事件
・川崎児童襲撃事件

たとえば、これらの事件は無敵の人が関係しているとされています。
 

秋葉原通り魔事件(死者7名 負傷者10名)

歩行者天国で賑わう秋葉原中央通りに時速60kmで2トントラックが突入。

犯人はトラックで通行人を次々とはねた後、所有していたダガーナイフで一般人や警察官などを次々と刺していきました。

福岡IT講師刺殺事件(死者1名)

福岡市の旧大名小学校内の施設でセミナーを催していた著名なブロガーの首や胸などを複数回刺して死亡させました。

互いにまったく面識はなく、調べに対して犯人は、「ネット上で馬鹿にされたと思い込み、一方的に恨みを持っていた」と語っています。

川崎登戸殺傷事件(死者2名 負傷者16名)

見通しの良いスクールバスに並んでいた小学生児童を次々と躊躇なく殺傷。

犯行当時、犯人は包丁2本を手に持ち、さらにリュックに2本と、計4本所持していました。

警察に身柄を拘束されたとき、自身で首を切り、搬送先の病院で死亡が確認されています。

 

ロスジェネ世代/無敵の人|まとめ

バブル崩壊による平成不景気のあおりをもろに受けたロストジェネレーション世代。

働き盛りにもかかわらず、非正規雇用や求職もしていない無職の男性人口が年長世代よりも多く、賃金も正規雇用を含めて前後の世代よりも低い傾向にあります。

このままでは、経済的・社会敵弱者は増えるばかりであり、ロスジェネ世代の高齢化が進めば社会保険制度を圧迫するリスクや社会全体が後退する可能性も否めません。

無敵の人としてリスクを恐れず、事件に関与する可能性も考えられます。

1秒でも早く、正規社員化の促進や非正規労働者の処遇改善など企業による抜本的な働き方改革が必要なのではないでしょうか。

スポンサーリンク
おすすめの記事