米国訪問の主な日程を終えた菅義偉官房長官。
ペンス副大統領、ポンペオ国務長官などのトランプ政権における主要メンバーが相次いで会談に応じた。

異例の厚遇ともいえる状況となった背景には、安倍首相とトランプ大統領の信頼関係だkでなく、「ポスト安倍」の有力候補という認識があるからだという。

 

ワシントン滞在中、菅氏が会ったのは政権ナンバー2のペンス氏とポンペオ氏、また、国防長官に昇格するシャナハン国防長官代行で、いずれもトランプ氏の信頼が厚い面子です。菅氏はそれぞれと再会を約束したとのこと。

アメリカは通常、同格の人物しか会談に応じないようで、今回の対応は極めてまれ。菅氏は「首脳同士の関係がいいからだ。彼らは日本に興味がある」と述べたというが、とはいえ、ですね。

 

今回の菅氏の訪米は2005年、当時のブッシュ政権から厚遇された安倍氏と重なる部分も大きい。

当時の小泉首相はテロとの戦いでブッシュ政権を支持、自衛隊をインド洋やイラクに派遣しました。そういった対応の甲斐もあり、小泉氏とブッシュ大統領は個人的な信頼関係を築いたようで、日米同盟も強化しました。

 

直近では安倍氏とトランプ氏が蜜月関係を構築中。ロシア疑惑を乗り越えたトランプ氏は20年の大統領選で再選する可能性もみえてきました。一方、安倍氏の自民党総裁としての任期は2021年9月まで。トップダウン型指導者であるトランプ氏と引き続き良好な関係を保てるかどうかは、「ポスト安倍」の条件になる可能性が高いと思います。

 

危機管理を担う官房長官は海外出張の機会が少ないようですが、菅氏にとって外交デビューとなった今回の訪米は成功に終わったといえるでしょう。

ちなみに「ポスト安倍」への意欲について、菅氏は「まったく考えていない」と否定しているという。

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