
『トランプ・シャットダウン』が35日目に突入した1月26日、ついにトランプ氏は2月15日までの暫定予算に署名して政府を再開させることを表明しました。
ただ、トランプ氏は今後の民主党の出方次第で再度シャットダウンをおこなう可能性も示唆しています。
そもそもどんな原因で揉めて、シャットダウンとなったのでしょうか。
今回は、『トランプ・シャットダウン』と呼ばれる政府閉鎖の原因や、アメリカ国内への影響についてわかりやすく説明します。
シャットダウンとは?
シャットダウンとは、政府閉鎖とも呼ばれ、予算が期限内に成立しなかった場合に政府庁舎が封鎖されることをいいます。
アメリカの法律では、予算が上限に達すると、緊急事態以外は業務を停止すると定められています。そのため、通常であればつなぎ予算を成立させることでシャットダウンを回避させます。
しかし今回は、トランプ氏と民主党が大きく揉めてしまったため、過去最長のシャットダウンが発生しました。
原因は移民政策
今回のシャットダウンは『トランプ・シャットダウン』とも呼ばれ、原因はトランプ氏の『移民政策』にあります。トランプ氏の政策に民主党が猛反発したのです。
この反発に対してトランプ氏は、民主党が承認しないなら政府の歳出法案に署名しないと抵抗。結果、期限内に予算が成立されず、今回のようなシャットダウンの状態になりました。
それでは、具体的に民主党などはどんな政策に反対したのでしょうか。
メキシコ国境の壁建設予算
民主党が猛反発したトランプ氏の移民政策とは、『メキシコ国境の壁建設予算』です。予定している長さは約3000kmで、予算額は約57億ドル。
トランプ氏は壁について「国家安全保障の話だ」と主張。トランプ氏は以前から「偉大なるアメリカを取り戻す」と発言しており、純粋にアメリカ人だけのアメリカをつくり上げたいのかもしれません。
一方で、民主党は「壁の建設は、結局のところ移民問題から目をそらすだけだ」と反論。トランプ氏の支持固めの道具にすぎないと酷評しています。
アメリカにどんな影響?
今回のシャットダウンでは、SECは現在すべての行政訴訟を中止、約80万人の政府職員は無給生活を強いられるなど、さまざまな部分に影響を及ぼしました。
その影響は観光客にも出たほどです。たとえば、自由の女神。
政府が管理していたため自由の女神は封鎖され、観光客が近づくのも困難な状態になりました。
ほかにもスミソニアン博物館群やナショナル・ギャラリー、ホワイトハウス・ビジターセンターやアメリカ国立樹木園なども閉鎖されていたため、首都であるワシントンDCは無人街のように閑散としていたようです。
まとめ
シャットダウンの解除が1月26日に発表されましたが、トランプ氏は2月15日までにメキシコ国境の壁建設について民主党と合意できなければ、再びシャットダウン、または国家非常事態宣言の発動を匂わせています。
民主党としてもここまでトランプ氏がシャットダウンを続けることは想定外だったでしょう。
やっと解除された『トランプ・シャットダウン』ですが、壁建設の方針を取り下げないトランプ氏と民主党の間にはまだまだ波乱の余地がありそうですね。
ただ、トランプ氏は今後の民主党の出方次第で再度シャットダウンをおこなう可能性も指摘しています。
そもそもどんな原因で揉めて、シャットダウンとなったのでしょうか。
今回は、『トランプ・シャットダウン』と呼ばれる政府閉鎖の原因や、アメリカ国内への影響についてわかりやすく説明します。
h2 シャットダウンとは?
シャットダウンとは、政府閉鎖とも呼ばれ、予算が期限内に成立しなかった場合に政府庁舎が封鎖されることをいいます。
アメリカの法律では、予算が上限に達すると、緊急事態以外は業務を停止すると定められています。
そのため、通常であればつなぎ予算を成立させることでシャットダウンを回避させます。
しかし今回は、トランプ氏と民主党が大きく揉めてしまったため、過去最長のシャットダウンが発生しました。
h2 原因は移民政策
今回のシャットダウンは『トランプ・シャットダウン』とも呼ばれ、原因はトランプ氏の『移民政策』にあります。
トランプ氏の政策に民主党が猛反発したのです。
この反発に対してトランプ氏は、民主党が承認しないなら政府の歳出法案に署名しないと抵抗。
結果、期限内に予算が成立されず、今回のようなシャットダウンの状態になりました。
それでは、具体的に民主党などはどんな政策に反対したのでしょうか。
h3 メキシコ国境の壁建設予算
民主党が猛反発したトランプ氏の移民政策とは、『メキシコ国境の壁建設予算』です。
予定している長さは約3000kmで、予算額は約57億ドル。
トランプ氏は壁について「国家安全保障の話だ」と主張。
トランプ氏は以前から「偉大なるアメリカを取り戻す」と発言しており、純粋にアメリカ人だけのアメリカをつくり上げたいのかもしれません。
一方で、民主党は「壁の建設は、結局のところ移民問題から目をそらすだけだ」と反論。
トランプ氏の支持固めの道具にすぎないと酷評しています。
h2 アメリカにどんな影響?
今回のシャットダウンでは、SECは現在すべての行政訴訟を中止、約80万人の政府職員は無給生活を強いられるなど、さまざまな部分に影響を及ぼしました。
その影響は観光客にも出たほどです。
たとえば、自由の女神。
政府が管理していたため自由の女神は封鎖され、観光客が近づくのも困難な状態になりました。
ほかにもスミソニアン博物館群やナショナル・ギャラリー、ホワイトハウス・ビジターセンターやアメリカ国立樹木園なども閉鎖されていたため、首都であるワシントンDCは無人街のように閑散としていたようです。
h2 まとめ
シャットダウンの解除が1月26日に発表されましたが、トランプ氏は2月15日までにメキシコ国境の壁建設について民主党と合意できなければ、再びシャットダウン、または国家非常事態宣言の発動を匂わしています。
民主党としてもここまでトランプ氏がシャットダウンを続けることは想定外だったでしょう。
やっと解除された『トランプ・シャットダウン』ですが、壁建設の方針を取り下げないトランプ氏と民主党の間にはまだまだ波乱の余地がありそうですね。